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城戸久枝のブログ 車到山前必有路(進めば必ず道開く)

ノンフィクションライター 城戸久枝のブログです。
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城戸久枝 児童書『じいじが迷子になっちゃった あなたへと続く家族と戦争の物語』(偕成社)『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』(新潮文庫)発売中。愛媛県松山市生まれ伊予市育ち。文筆業。
映画弁当の日ナビゲーター&書籍担当。https://bento-day.com/美術にはまる9才男児の母。
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キックボクシング観戦。
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    痛いのは苦手。格闘技とかテレビで見ると目をそらしてしまう。
    そんな自分が初めて生のキックボクシングを見に行くこととなった。
    知り合いが出場する大会が有明の会場で開催されたのだ。

    キックボクシングって何? ムエタイとは違うの? ルールは?
    そんな状態で始まった試合。
    第一試合から熱気ムンムンで、広い会場にピシッピシッとキックやパンチの音だけが響く。「足動かして」「もっと前」。周囲の叫び声を聞いていると、大学時代のバレーの試合を思い出す。なるほど、キックボクシングって格闘技じゃなくてスポーツなんだ。

    そうこうしているうちに、知り合いの出る第七試合がやってきた。
    赤コーナー、名前を呼ばれた彼が、ちょうど私の座っているすぐ近くの階段を下りてきた。
    あれ? 彼ってこんな顔だっただろうか? 一緒に観戦していた友人に確認する。
    確かに彼だ。でも顔が別人だ。リングに上がった彼は戦う目をしている。
    私が知っている彼はものすごく穏やかな印象があった。だから戸惑った。
    試合のゴングがなる。突然相手が抱きついてくる。押されているようにも見える。
    でも、なんて掛け声をかけていいのかわからない。倒れないで。祈るような気持ちで両手を握りしめた。最初は押されていた彼が少しずつ落ち着きを取り戻したかのように思えた。
    何度か相手と組合い、彼が前に出ていくようになった瞬間、試合が止められる。
    相手の出血でTKO勝ち。勝った。思わず嬉しくて両手を上に挙げてハクシュした。
    試合後、着替えてきた彼は私の知っている穏やかな表情をしていた。





    | 城戸久枝 | スポーツテレビ観戦など | 00:38 | comments(0) | trackbacks(1) |
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      マスマニアデビル 増谷茂樹
       キックボクサー兼ライターの増谷さんの試合を初観戦。  リング上の彼は、いつもの優しげな表情をした彼ではなかった。おどろおどろしささえ感じさせる、戦う男がそこにはいた。  ゴングが鳴ると、敵は野獣のごとく襲い掛かるため、増谷さんにとって不利な戦況に
      | 笑いさとる | 2006/09/04 1:21 AM |
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