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城戸久枝のブログ 車到山前必有路(進めば必ず道開く)

ノンフィクションライター 城戸久枝のブログです。
連絡先 saitasae@hotmail.com
facebookは 城戸久枝
城戸久枝 児童書『じいじが迷子になっちゃった あなたへと続く家族と戦争の物語』(偕成社)『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』(新潮文庫)発売中。愛媛県松山市生まれ伊予市育ち。文筆業。
映画弁当の日ナビゲーター&書籍担当。https://bento-day.com/美術にはまる9才男児の母。
写真展へ行った日のこと
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    写真家で紀行作家の秋野深さんの写真展を訪れた。
    テーマはアジアの、アジアな
    カレン族の男の子の鼻水と鼻血を顔につけたままレンズに向ける
    するどいまなざし。
    地震で町がほぼ壊滅状態になる前の、
    イランのバムの子供たち。
    写真を撮ったときのエピソードを聞きながら、
    店のコーヒーを飲んで、
    気がつけば2時間半が過ぎていた。

    学芸大前駅のすぐそばの『平均律』という喫茶店で
    10月3日まで開催されている。
    お近くの人、是非行ってみてください。

    そういえば、3年前のこの日、秋野さんは死海に浮いていたそうだ。
    私は、赤羽からタクシーで板橋のアパートへ戻る途中だった。
    家に戻ってテレビをつけたときの衝撃は、
    阪神淡路大震災のとき、早朝の地震に目が覚めて、
    テレビをつけたときに見た、崩れた阪神高速道路と同様に、
    鮮明な映像として記憶に残っている。

    ただそれは恐怖というよりは、何かが起きるかもしれないという
    どうなっていくのだろうという、興奮にも似た状態だったような気もする。

    目の前に迫ってくる死の恐怖を体験したことはない。
    満州でロシア軍に追われて2階から飛び降りた話を何十年経っても、
    つい最近経験した出来事のように繰り返し話していた亡き祖母。
    そして歴史の荒波にまさに飲み込まれた父。

    たとえば今もイラクやチェチェンで起こっている出来事に目を向け、
    同情や疑問や怒りを感じたとしても、
    それが実際私の現実として降りかかってきたらどうなるか
    想像もつかないし、想像したくない。
    自分はどうなってしまうのだろう。

    | 城戸久枝 | 足を運ぶ | 00:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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